雪も融け、ようやく春の陽気に包まれ始めてきました。
岩手は一年の約半分近くが雪景色となっており、一面真っ白な景色が毎年恒例となっております。
雪が積もっている間はもう見たくない、嫌いと思う方がいてもおかしくないカラー、「ホワイト」。
ただ、春が近づくとホワイトを身につけたくなるというのも人間の性。
いやよいやよも好きのうちとはよく言ったもので、もしかするとみんなホワイトが大好きなのかもしれません。
今回はやっぱり外せない定番カラー「ホワイト」のアイテムを使用したコーディネートをご紹介します。
コートは「TAGLIATORE」のダブルコートAMBRAを。
確かなテーラリング技術と美しいシルエット、絶妙な素材使いでメンズのみならず着々とレディースにもファンを増やしているこちらのブランド。
今回オーダーのこちらのコートはウエットスーツのようなもちっとした柔らかな質感と生地感でどんなロング丈でありながらどんな動きにも対応可能な一着。
ほんのりと光沢感のある生地は透き通った印象を生み出すホワイトをより引き立て、春の爽やかさにピッタリとマッチします。
更に「C+」の定番ニットもホワイトを合わせて、よりコーディネート全体のクリーンさを強調します。
コート同様にすっきりとしたシルエットですので、上からアウターを羽織ってももたつくことなく軽快な印象に。
ホワイトトップス達に合わせるのが「BERWICH」のワイドパンツ。
カーキと聞くと秋冬カラーのように感じますが、そんなことはありません。
ホワイトは毎年定番のカラーですが、それに加えてオレンジ、イエロー、グリーンといったはっきりとしたカラーも注目の今春。
まとまりのあるコーディネートにするにはニュアンスカラーが不可欠です。
本コーディネートの様に上手くトップスとシューズの橋渡しをしてくれますので、ニュアンスカラー、ワイドと今季の気分が盛り込まれたこの一本はマストハブです。
足元に持ってきたのが「VITTORIO VIRGILI」のフラットパンプス。
先にも書いた通り、今季は本モデルのようなはっきりとしたカラーがトレンド。
多くのブランドのOEMを請け負うファクトリーブランドのこちらは作りも素材も高級ブランドに引けをとりません。
フラットのモデルでありながら、足元をシャープに美しく見せる絶妙なポインテッドトゥ。高いクッション性はもちろん、足首のストラップがアクセントをつけながら、しっかりと足を押さえてくれますので長時間履いても疲れにくい一足。
使用するスエード素材は非常にキメ細かく、柔軟性に富んでいるだけでなく、色褪せが起きにくい為、美しい発色をキープしてくれます。
BAGは「FALORNI」のイントレチャートモデルを。
お財布、スマホ、ポーチといったお出かけの際に必須のアイテム達を広めのマチでしっかりと受け止めてくれる絶妙なサイズ感。
ボディのみならずベルトまでイントレチャートで仕上げられたこちらのアイテムはトレンドは押さえつつ、しっかりとした軸を持つ、大人の女性を印象つける逸品。
使い込むほどに独特の艶感、柔らかさが出てくるレザーはぜひ長くお付き合いいただきその良さを実感していただきたいところ。
どの色とも馴染むホワイトカラー。
確かにその通りですが、強いカラーを持ってくるとちぐはぐな印象に・・・
上手くニュアンスカラーをつなぎに使いながらまとめるとトレンド感もありながら、落ち着きのある大人コーデが仕上がります。
トレンド+ニュアンスをキーワードにアイテムを選んでみてはいかがでしょうか?
今回は「TAGLIATORE」のコートを着回し。
クラッシックなアイテムにをダメージデニム、レザースニーカーで思い切って崩してみました。
全体的にはカジュアルな合わせなのに品の良さを感じるのはラペル(襟)の仕上げとサイズ感。
大き過ぎず小さ過ぎないラペルの大きさは小顔効果ももたらす絶妙さ。
お手持ちのかちっと見えるアイテムもこんなカジュアルな合わせで大変身の予感です!