世の中に数多ある「柄」。レオパード、ゼブラ、ボタニカル、幾何学、迷彩などなど・・・その中でも紳士たるもの押さえておきたいのが ”チェック柄” ではないでしょうか。
チェック柄にもタータン、バッファロー、ウインドーペーン、マドラスといった様々な種類がありますが、中でも最もベーシックなものが「グレンチェック」でしょう。
「TAGLIATORE」のチェスターコートは、若干大判なグレンチェック柄を使用した生地で存在感は抜群。
イタリア語で裁断士を意味する本ブランドは5歳のころからテーラーの世界に出入りするピーノ氏の高い技術と経験に裏打ちされたシルエットと着心地が特徴。
特に本モデルはピーノ氏自身の名を冠したラインのアイテムで、本来の着心地はそのままにワイドなラペルや、ダブルのポロコートに多い意匠を使いながら合わせはシングルとピーノ氏の世界観が色濃く反映された一着です。
これだけの柄物だとどう合わせればいいのか悩む方もいるかもしれません。チェック柄攻略法はそのチェックに使われているカラーを他のアイテムで使ってあげることです。
全体のカラーリングもうるさくなることなく上手くまとまります。
パンツのホワイトやシューズのブラックでのアンティーク仕上げなどでコートの存在感を引き立てつつ、コートだけを目立たせ過ぎないコーディネートを仕上げることがポイント。
ニットは「Gransasso」のタートルネック。こちらは柄の中には入っていないカラーですが、深みのあるカラーですので、程良くアクセントを加えながら全体とのまとまりを崩さない一枚です。
パンツは「SIVIGLIA」のデニムを。細身でありながらノンストレスな穿き心地で、ウエストをグッと絞ったコートの男性的なシルエットを引き立たせる一本です。
シューズは「OFFICINE CREATIVE × Sugawara Ltd × MEN'S EX」のタンカーブーツ。足元にボリューミーなブーツを持ってくることにより、ロングコートのインパクト、ボリューム感を足元でしっかり支えてくれます。
男性的なシルエットに大判なチェック。一見すると難しそうな一枚ですが一つポイントを押さえるだけでグッとまとまります。
このポイントを忘れずに柄物の秋冬ファッションを楽しみましょう。
※本コーディネートに使用したタートルネックはこちらのカラーのみ近日公開予定となっております。ご了承ください。