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STYLE BOOK

“拾い"のワントーンで柄シャツを攻略
Update:2020.05.20

昨年から各媒体で提案の増えてきている「半袖シャツ」。
長袖シャツの捲り方が一時期は誌面を賑わすほど、半袖シャツの存在はメンズファッションの中では忘れ去られているかのような状態でした。

ただここ数年の日本の夏の気象状況を考えるともはや長袖なんて着ていられない!、カットソーだけでは恰好がつかないから何かないか!?
そんな状況です。

そこでお勧めしたいのがそう「半袖シャツ」です。
今回更新のSTYLEは夏のスタイリングとして取り入れてほしい半袖シャツを提案します。


主役のシャツは「ORIAN」のボタニカル柄半袖シャツ。
ブラックをベースにリゾート感溢れる植物達をプリントした一着。
初見のインパクトの強さ、総柄は難しいだろうな・・・というイメージとは裏腹に、使われている色数がプリントの割に限定されているためコーディネートしやすいのが魅力。
しかもベージュやブラウン、カーキといったような落ち着いた色味なのでお手持ちのアイテムと合わせがしやすいのもポイント。


オープンカラーデザインの場合、トップボタンのみ小さかったり、襟の裏に隠れるような形でループ留めになっていたりということがありますが、こちらはトップも同サイズのボタンを使用しておりますので、スタイリングによってはトップまで閉めて着こなすことも可能に。
この辺の許容感、器の大きさが柄でも着てみようと思わせる点かもしれません。

インにはおなじみ「FEDELI」のカットソーを。
先日弊社Youtubeチャンネル“Sugawara Bar”『カットソー特集』でもご紹介した通り、上質かつインでもアウトでも着られる万能さ、着心地の良さは一度着るときっと病みつきになるはず。

パンツは「PT TORINO」のWorn Out。柄シャツのブラウンを拾って。
このモデルはなんといってもこの風合いが抜群。モデル名の通りちょっと使い込んだ雰囲気が見事に醸し出されておりこなれ感を演出できます。
2プリーツのゆとりのある腰回りから足首にかけてのテーパードはPT TORINOの得意とするところで、美しいラインを魅せてくれます。


足元は今季も人気爆発中の「Daniele Lepori×Per noi」のビットローファー。
シャツの色を拾いつつ、パンツからの色の流れでライトブラウンカラーをチョイス。
ビットデザインというのがポイントで、同様のカラーのコインローファーやスリッポンでも勿論問題ありませんがビットがあることで足元が締まるのと大人の色気というか余裕が演出できます。
カジュアルこそ“色気”を意識したアイテム選びをすることで他に差をつけるスタイリングに。

半袖シャツ・総柄とあまりなじみのない方も多そうなこちらのアイテム。
「拾い」を意識して、色数を抑えたスタイリングを心がけていただくと、途端に夏らしさ、大人の色気・余裕が出せますので是非お試しあれ。

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