どの時代においてもスーツスタイルで外せないキーワードが『クラシック』=『基本』、ヒトによっては『ベーシック』と表現する方もいらっしゃると思います。
古くはダンディズムの基礎を築いたブランメル、完璧なスーツスタイルで知られる英国のプリンスオブウェールズ、誰もが憧れるジェームズボンド。ここにあげた人達は皆「クラシックを大事にしながらも時代に合わせた”モダン”の表現者」に相応しい人物ではないでしょうか。
今回ご紹介は、グレーを基調としたチェック柄スーツはTAGLIATORE。昨今トレンドなデニムシャツ(BARBA)に、秋冬らしくウールネクタイ(Franco bassi)を合わせ”モダンクラシック”に表現してみました。
クラシックでは定番の大判なチェック柄。ダンディーで気品溢れる風格に、ブラウンの線が全体を柔らかくしてくれる絶妙なバランス。華やかになり過ぎず、落ち着いた印象がみえる逸品。
続いて、遊び心を上品に演出してくれるデニムシャツ。実は今回のデニムシャツには拘りを二か所別注でオーダー致しました。
①ネック一番上のボタンを付けやすくするため、ボタンの薄さは変えず大きさを小ぶりにしました。
②カフスのフィット感を重要視し、もたつきを軽減させるためにワンサイズ下のカフスを装着。(ネックサイズ37には38サイズのカフスを装着)。
ネックには旬なラウンドタブカラーを採用し、ノットを小さく結んで巻くだけで首元が立体的に見えるのがオツ。
ネクタイにはトーンオントーンを意識し、グレー×ブラウンレジメンタルをチョイス。主張を強くするのではなく、カラーをまとめる事でお洒落を楽しみつつ、お仕事スタイルの完成です。勿論、ここまでカラーをまとめたら足元にはブラウンローファーがオススメ。颯爽とオフィス街を歩いていたら注目の的になる事でしょう。