引っ越すとき、家を建てる時、どこかで食事をする時、どこかに泊まる時。
その空間がどれだけ心地よくいられるか、”快適”であるかというのは非常に重要な要素です。
衣食住という3要素で隅に追いやられがちな「衣」ですが、現代社会において裸、裸足で外出するという事はないと思いますので、もっと快適さ=着心地、履き心地には拘るべきだと思うのです。
今回は”快適”をキーワードに特に着心地、履き心地の良いと評判のアイテム達をご紹介です。
コートは「TAGLIATORE」。
グッとウエストに絞りをきかせて美しいボディラインを演出するのが得意なブランドですが、今季はあえて女性の柔らかさを活かした一着をオーダー。
ビッグシルエットゆえ全体的に楽な着心地である事は間違いないですが、特筆すべきは肩周り。
技術の差がはっきりと出るこの部分はTAGLIATOREの高い縫製、パターンメイキングの技術が伺え、どんな動きに対しても窮屈さを感じさせることはありません。
生地も起毛感のあるものを使用する事でより女性の柔らかな印象を引き立てます。更に襟元。TAGLIATOREらしい大き目の襟のデザインが小顔効果も生み出します。
「CIRCOLO」のパンツはスラントポケット仕様でカッチリとした印象を出しながらも使用している素材は何とジャージ。
霜降り柄のプリントを施す事により、温かみのあるウールパンツの様な表情に仕上げています。着心地は言わずもがなで、日常使いは勿論の事、旅行の移動の際など長時間同じ体勢でいたり、機内泊をしなければならない際も”快適”な一着。
こちらは今回共地でジャケットもご用意しておりますので、DENHAMのニットをCIRCOLOのじゃけっとに変えて、セットアップにコートのスタイルもお勧めです。
シューズは「Luca Grossi」。
こちらのスリッポンはマニッシュなデザインをベースとしながら、素材使いとディテールへのこだわりで女性らしさをグッとアップさせた一足です。
エナメル素材の光沢感がコーディネートの印象に差しを加えてくれて、コバ(アッパーとソールの際の部分)にボールスタッズを付けることで可愛らしさとほんの少しのハードさを印象付けます。
何と言ってもこのシューズはソールが特徴で、エクストラライトソールを使用したこちらのモデルは読んで字のごとく非常に軽い!そして柔らかい!まるで履いていないかと思うような軽い作りは是非お試し頂きたい一足です。
「快適」。素材、縫製、パターンなどなど、様々な角度からこの観点で見直してみるとまた新しいアイテムの一面が見えてくるかもしれません。
今回は「TAGLIATORE」のコートを着回し。
本来このブランドが持つシャープさを活かしたコーディネートをご提案。
crucianiのタートルネック、DENHAMのパンツと細身のアイテムを合わせる事によってコートのバランスとのメリハリを感じさせます。
シルエットの引き立つこれらのアイテムも柔らかな糸であったり、ストレッチをきかせた素材であったりと快適さを忘れない着心地ですので、こちらもお試しあれ。