STYLE BOOK

大人の遊びには上質レザーが必要だ！
Update：2021.12.24

ここ数年、コロナ禍の影響もあり、ドレススタイルよりもカジュアルスタイルが主流となっているメンズシーン。
ニット、カットソーなども人気はやはり高かったですが、このアイテムの人気もやっぱり高かったです。

「レザー」

初挑戦した方、これまでもっていたレザーの価値を再確認した方、レザーの価値はとうの昔からわかっていて新たな相棒を買い足した方、様々な形でレザーと向き合っている男性が多いかと。
着こなし方も様々な媒体で数多く取り上げられているので、レザーの合わせ方を楽しんでいる方もまた多いはず。

今回の更新は“菅原靴店流レザーの楽しみ方”を2パターンご紹介したいと思います。
楽しみ方というより“遊び方”という方が正しいですかね。是非大人なレザーの遊びを今シーズンしていただければと思います。

コーディネートの主役になるレザーは「CINQUANTA」のスエードシングルライダース。
表革のシングルライダースは定番として当店でも人気が高く、お持ちの方も多いと思いますがCINQUANTAはスエードのクオリティも見逃せません。
触れた瞬間にわかるしっとりとした上質な感触、袖を通した瞬間にわかる柔らかさ、着るほどに生まれてくるその人それぞれのシワ、アタリ。
愛おしさしかないですよね。
ジップには他ブランドでも好評をいただいているゴールドジップ。CINQUANTAのジップは比較的存在感のある形状をしておりますが、胸ポケットや脇ポケットのジップはポケットの玉縁部分に隠すことが出来るので、気になる方は隠して着るのがオススメ。(ほとんどジップを使うことはないと思うので。)

インナーに合わせたのは「ZANONE」のリブタートルニット。
畝太目で肉厚なニットは、ライダースのハードさをやわらげ、今回はスエードを合わせたこともありほっこり見せてくれます。
ラグランスリーブになっており裾リブのテンションもそこまで強くない分、落ち感が出てくれるので羽織り物を合わせやすいのもポイント。

そして大人のレザー遊びポイント1つ目がこのバッグ。「cisei」の新作バッグは上質なシボ革とシンプルながら品の良さを感じられるゴールドのパーツ使いが特徴。
ライダースの素材感とは異なるレザーをぶつけることでうるさくならず、それでいてラグジュアリーさを演出してくれます。

両サイドの調整部分は10段階で変更可能。ストラップを外してミニクラッチ・ポーチの様な使い方も可能です。
ジャケットやスーツスタイルの時はクラッチ、カジュアルスタイルの時はショルダーとつかいわけられる一石二鳥のアイテムです。

パンツは「PT TORINO」の新モデル“DUB”。
深めの股上のスキニー～スリムストレートというようなシルエットで長年ファッションを楽しんできている方々には懐かしさも感じられるシルエットかもしれません。
何といってもこの幅広なロールアップが特徴的で、ディレクターのドメニコ氏もお気に入りの意匠。
珍しく赤耳付きですので、ヴィンテージ好き、デニム好きも反応してしまう一本ではないでしょうか。

足元は「CROCKETT&JONES」のレースアップブーツ。ここが大人のレザー遊びポイント2つ目。ciseiのバッグと素材感を合わせたシボ革のレースアップブーツでまとまりを出してみました。
(足元をスエードにしてライダースと一体感を出して、バッグだけシボにするというのもOKです！)
ソールもボリュームがありますし、レースアップが足首をキュッと引き締めて見せてくれるので、デニムの存在感に負けずむしろ良さを引き出してくれる一足ではないでしょうか。
世界でも一番と言っていいであろう堅牢さが特徴なイギリスブランドの一足はお直しをかけながら長く足元を支えてくれるはずです。