「黒」
染料が無かったことから当時高貴とされた紫を濃くした染料で表現したことで紫同様に高貴な色とされたり、ブラックカードなどステータスを象徴するカラーとしてのイメージがある一方、
試合にまける事を“黒星”と呼んだり、刑事ドラマなどでよく見る容疑者を“クロ”で表現するシーンなど、悪い意味でも使われることの多いカラー。
ファッションでは何にでも合わせられる万能なカラーというイメージの一方、熱を吸収したり、見た目の印象から時期によっては避けられたりすることも。
まさにこれからの時期、その黒が避けられるシーズンに入ってくるわけですが、今回はそんなイメージを払拭するために
オールブラック
をご提案します。そのポイントは他と差をつける細かな拘り。
(他の人に伝わらなくて結局見た目重いじゃないか!という声は受け付けません笑)
トップスに持ってきたのは「FEDELI」。
FEDELIといえば今季当店でも着丈を別注してオーダーしたクルーネックカットソーが大定番ですが、今回は昨年初登場した“ABE”を着用。
クラシカルなアイテムイメージのあるFEDELIにちょっと今っぽさを足したモデルで、胸のポケットデザインとややビッグシルエットに仕上げたパターンが特徴。
(いつもの感じで着たいという方は1サイズ落とすと良いですよ)
「PT TORINO」のスラックスにイン、程よくブラウジングすることでセンタークリースの効果もあって脚長に見えます。
下画像の様にアウトで着ても、素材の上質さもあってだらしなく見えませんので、シーンや持ち物に応じて変えていただくのが良いと思います。
バッグは今期の新作「il micio」のポシェット。
il micioらしい上質なレザー使い、そして何といってもこのパイピング、ストラップ。
レザーパーツを組み合わせて作るBOHOシリーズのデザインを使用することで他にはない存在感のあるポシェットに仕上げています。
サイズ感としてはスマホ、マネークリップやコインケース、カードケースなど薄マチの小物類が入る程度のコンパクトさ。
キャッシュレス化されてる方にはちょうどいいサイズ感かと。
足元はおなじみブランド「WH」のスポサンを。
ディレクターの干場さんも気に入りすぎて2色買い、ヘビロテをしているというこちらのモデル。
4cmのボリュームソールはこれまでのシューズ同様に抜群のスタイルアップ効果を発揮。
ムニムニとした素材感は足に対して優しくフィットし、高いクッション性があるのも魅力。
そしてソールだけでなくアッパーにも優しさを。
ベルトの間にネオプレン素材を挟むことで、フィット感を向上させると共に靴擦れなどのトラブルを回避してくれます。
ロゴ、ヒールタブは当店別注のゴールド仕様。このさりげないゴールド使いに大人の余裕を感じさせます。
是非他の人とは異なる拘りを持ったブラックアイテムの選び方、合わせ方で夏の「黒」をお楽しみください。