全国各地で一気に梅雨～初夏モードになってきているここ1，2週間。
東北も暖かい日が続き、夏物探しをされる方も増えてきましたので、今回更新のコーデは
夏
を意識したスタイルをご提案。
こちらは誰もが真似できそうな定番のアイテム、カラーリングでコーディネートしてみましたが、そこに細かな拘りを。
誰でも出来そうなスタイルなのに、なんか違う。かっこよく見える。
その拘りを感じていただければ幸いです。
トップスに使用したのは「Drumohr」のニットスキッパーポロ。
拘りポイントは、生地とサイズ感。そして襟の開き＋サイズ感。
生地に関してはもはやDrumohrの場合、そのモデルも気持ちよく、着やすくできていますが、こちらのモデルは立体的な表情の編地を採用することで肌の接地面を少なくし、夏場も快適に過ごせる工夫がされています。
もちろん、編地自体も見た目のアクセントになりますので、鹿の子ポロよりも上品な印象に見せてくれます。
更にこの生地のおかげで、ちょっとだけフィッティングを攻められるというのもありがたいポイント。
べたべたするのも嫌だし、汗ジミが目立つのが嫌だしということで程よくゆとりがあるサイズを選びたくなる所ですが、そのゆとりを削ることでスタイリッシュさが生まれます。
そして、最後のポイント襟の開き＋サイズ感。
スキッパーのこの開きが大きすぎると、胸元が一気に色気が漂うイタリアンな感じに。
このイタリアンな感じは体型やキャラなど、多少人を選ぶところがありますので、この位の襟の開きが取り入れやすいんです。
襟のサイズ感も大きすぎず、小さすぎずのバランスですので、一枚使いからジャケットのインまで幅広く対応可能。
パンツは「INCOTEX」のスリムカーゴ。ミリタリーアイテムの提案が著しく増えている昨今。
それに伴いヴィンテージやオリジナルのミリタリーアイテムを取り入れる方も増えてきておりますが、パンツは断然今提案されているものがオススメ。
拘るのは“オリジナル”からちょっとだけ離れる事。
当時のずどんとしたシルエットは武骨な印象が強く、せっかくのコンパクトに見せたトップスを台無しにしかねません。
ここは是非脚を美しく魅せてくれるテーパードラインの一本を。
今季オーダーのカーゴは夏場向きな軽量で薄手な生地を使用しており、カーゴポケットも底マチがない分、すっきりと。
ボタンや生地にはオリジナルの雰囲気を取り入れつつ、仕様は思い切りモダンに。
トレンドは抑えつつオリジナルの雰囲気を崩さないアイテム選び。この距離感が差を生みます。
足元は白スニ。今回は「Church's」を選びました。
拘りポイントは素材の質と革の取り方。誰もが手にしたことのあるであろう白スニーカーだからこそ、質にこだわればその醸し出す雰囲気は大きく変わり、差が生まれます。
使用しているレザーは、牛革の中でも最高級のカーフ。きめが細かくソフトな革質、品のあるナチュラルな艶。
次に革の取り方。アウトサイドからつま先、そしてインサイドへ継ぎがないのがご確認いただけるはず。
通常羽根(シューレースを通す部分)で切り替えが行われがちですが、こちらはなんと一枚仕立て。
傷や血筋などがない部分を厳選し一足のシューズに仕上げておりますので、恐ろしく非効率ですが生まれる一足は極上と、何とも男心をくすぐります。
ニットポロ、軍パン、白スニーカー。
既にお持ちの方もいらっしゃると思いますし、いまやどこでも手に入るアイテムとも言えます。
そんなアイテムで他に差をつけるのは、他の人には伝わりにくいわずかな所。
わずかな所で大きな差。ベーシックスタイルこそ細かな拘りを。
