様々なことがあった2020年もあと1週間・・・早いですね・・・
コロナに始まり、コロナに終わりそうな今年ですが、是非このSTYLEをご覧いただいている皆様には
お洒落に締めて、お洒落に始める
そんな年末年始にしていただきたいなと。
今回更新のSTYLEではそんなシーンに相応しいスタイリングをご提案いたします。
メインを飾る一着は「TAGLIATORE」。おなじみのグレンチェックをクローズアップした大柄のデザインは圧倒的な存在感。
色合いは一般的なものと変わりませんが、拡大したことで白の見える面積が広くなり、ここ数年のキーとなっている“冬のホワイト”を取り入れたくなる仕上がりです。
ウール、コットンをベースにした生地ですのでインナーや巻物を調整することで今時期も春先、秋口と長く・幅広いシーズンに対応してくれます。
TAGLIATOREらしいウエストの絞り、ラペルの存在感はそのまま。
そして極め付きが“ベルテッドデザイン”。当店では以前カシミヤのベルテッドコートをご紹介したことがありますが、総柄のタイプはこちらが初。
開けて着た時の空気を纏うふんわりとしたシルエット、ベルトを締めた時のメリハリのあるシルエット。着方ひとつで2度おいしい一着となっています。
きわめてミニマルなデザインに、大柄なチェック。このバランス感はやられます。
インはコートが主役という事もあり、ジャケットは「TAGLIATORE」のブラックジャケットで色味を抑え、「Drumohr」modernシリーズのハイゲージタートルもブラックを使用。
薄手で体に程よくフィットするパターンに上質なメリノウールを使用することで肌触りも抜群。
ベルトのバックルもレザーで巻き、細部に至るまでラグジュアリーさを忘れない仕上がり。
パンツは「PT TORINO」のMONGOLIAN。
タキシードパンツによく使われる側章の意匠を盛り込んだこちらの一本。
アンクル丈のすっきりとした裾と、ゆったりとした腰回りから足首にかけてのテーパードが非常に魅力的。
こうすることで程よくカジュアルダウンされ、コーディネートにアクセントを加えるのにちょうどいい一本となっております。
ディレクターのドメニコ氏の好む丈感で、今回のようにソックスで味付けをしてあげるのが吉。
今回使用したソックスは毎年人気の「GALLO」。
ラメも編み込んだユニークな表情の一本で、今回の様なモノトーンスタイルにプラスすると最高のアクセントに。
シューズは「SILVANO SASSETTI」のプレーントゥ。この程よい丸みが今の気分。
更に柔らかなホースレザー×グッドイヤーフレックス製法とくれば履き初めから足によく馴染み、革靴の履き初めの硬さから解放された履き心地を実現しています。
バッグは「FALORNI」のムートンクラッチ。
ムートンファーのもこもこ感が何とも愛らしく、ドレッシーなモノトーンスタイルに遊び心をプラスしてくれています。
今季菅原靴店初登場の「大柄チェック」のアイテム。
是非他をシンプルに、色も抑えて、とことんその柄を活かして楽しんでもらえれば。