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STYLE BOOK

上質レザーを纏う秋
Update:2020.10.23

「革」

カシミヤやアルパカなどのファブリックとはまた違った魅力のある素材ですよね。

『革』ってその質感と触りごごち、着ていくごとに変化する表情がなんとも言えない味の良さで、毎年気になってしまう…

 ニット?コート?レザー?とお店に色々並んでいる今、どれを先に買う?なんで悩んでいる方も多いはず!

そこで今季も皆さんに魅力あふれたアイテムを使用してスタイリングをご提案いたします。

上質レザーでシック・エレガントにまとめる

主役のレザーは前回のSTYLEで別モデルをご紹介した「CINQUANTA(チンクワンタ)」の新作。
ノーカラーのレザージャケットを今季オーダーしたんですけど、これがまた想像以上に良い仕上がりなんですよ。
ご存知の通り、ノーカラーデザインはシャツやニットを合わせやすい上に、巻物も差し込みやすくて使いやすさは抜群ですよね。
こちらのモデルはダブルの合わせになっているので(センターではなくちょっとサイドにジップを寄せたデザイン)羽織るだけでもちょっと着こなしにアクセントがつきますし、ジップの上側を開けると程よく返って襟のようにもなるので、首周りにボリューム感を出せるのもいい所。ダブルジップなので上を開けたり下を開けたり、開け方次第で色んな着こなしが楽しめます。
そして何といってもこのレザーの質! チンクワンタは広告などを一切打たず、とにかく商品のクオリティに対して注力しているブランド。
使用しているシープレザーは手に吸い付くようなしっとりとした質感、きめの細かさ、柔らかさが見るだけでもお分かりいただけるはず。
一つ一つのパーツ取りも大きくしているのでごてごてした見た目にならず、大人のエレガントさを引き出してくれるんですよね。
ちなみに一つ一つのパーツを大きくとれるっていう事はそれだけ革質がいいっていう事なので、レザー選びの時にちょっと気にしてみてもいいかもしれません。
ちょっと熱く語りすぎたので次に行きましょう。

 

スカートは「ANTIPAST(アンティパスト)」の物。
たっぷりとした生地感でナチュラルに生まれるドレープ感が美しいのは勿論ですが、何といってもこの刺繍!
全体に施された刺繍のデザインはとにかく繊細で日本のブランドらしさがあふれた仕上がりです。
ベースと刺繍の色がトーンオントーンになっているのでシックにまとまります。
アンティパストはソックスもウェアも持っていますが、どのアイテムに対してもやっぱり“繊細さ”があるんですよね。
同時に身体的な物とは違うぬくもりというか、そういう温かさみたいなものが感じられるところも好きです。

 

ブーツは「VITTORIO VILGILI(ヴィットリオヴィルジリ)」の新作。
毎季箱を開けてシューズを見てこれは高そうな雰囲気出てるなーと思いながら、実際に値付けをすると想定の1~2割は安くなるというクオリティに対してプライスがいい意味で見合っていないブランド笑 それ故にはまってしまう方が現在進行形で増加中です。

こちらのモデルはスポっと履くタイプのショートブーツ。
足首部分にはシャーリング加工を施したベルトを配して、フィット感を向上させています。
この手のデザインはどうしても筒周りが太くなり、歩く時も踵が浮きやすかったりするんですけど、甲の部分が気持ちよく収まるのでとにかく歩きやすい!これはすぐ売れちゃうなーと一人勝手に思っています。
そしてやっぱり革質!艶感、足への馴染み、すべてが最高級!ジャケットとかよりもダイレクトに良さが伝わるはずなのでこれは是非ご体感くださいね。

バッグは「PELLICO(ペリーコ)」のもの。
シューズブランドとして多くの女性から支持を集めるペリーコですが、実はバッグもひそかにその評価を高めているアイテムの一つ。
シューズ同様に上質なレザーを惜しみなく使用し、こちらもじんわりと感じられる艶感が何とも上品。
サイズやデザインなどもシンプルに女性が使いやすい様に設計されています。
パーツ使いも非常に巧みで、これなんかゴールドの使い方が絶妙じゃないですか?
フラップのパーツ(アイコンのANELLIデザイン)、そして華奢すぎず、主張しすぎないチェーン。
やりすぎるとごてごてするし、足りないとブラックが強すぎて映えない・・・そのバランス感。さすがです。

 

本格的な冬が到来する前に着てほしいのがレザー。
サスティナブルが騒がれる昨今、エコレザーなど様々な形で提案がなされていますが、レザーと長く付き合うのも一つのサスティナブルなのかなとも思ったり。
今後世界の流れがどうなるかわかりませんが、上質で心にグッとくるレザーアイテムは押さえておいて間違いないです!

 

 

 

 

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