毎回、そして今回もですが、春夏シーズンはどうしても色を使いたくなりがち。
夏の太陽がそうさせちゃってるわけで、かくいう私もそうなっちゃってる今年の夏なんですが・・・
たまーになんだか落ち着いた色というか、色合わせとか柄の分量とかを考えないのを楽しみたい時があるんですよね。
海外でずっと洋食食べてると和食が食べたくなるあの感じ、南国の海上コテージですべての情報をなくしてゆっくりしたいあの感じです。
えぇ多分違います。前者は確実に違うと思います。後者はあながち間違いじゃないからもうちょっと外した例えもってこいって感じですね。
閑話休題。
今回はそんな何も考えてないで楽しんでる風の拘りの詰まったモノトーンコーデをご提案。
拘りアイテムで作るモノトーンスタイル
トップスは「CIRCOLO 1901(チルコロ 1901)」のノースリーブカットソー。
チルコロといえば、得意としているのがジャージ素材使い。高い伸縮性のある生地を使って仕立てたジャケットやパンツが人気のブランドです。
そんなチルコロが手掛けるカットソーなので着心地抜群。
ドレッシーに仕上げすぎない生地感でテイストを選ばず1枚でもインナーにも使えるのが魅力。ほんとにこのカットソー気持ちいいですよ!
脇の開きがそこまで広くないので、動いた時にインナーが見える心配もなし!程よく体にフィットするので女性らしさもしっかり印象付けられます。
スカートは「C+(シー)」のフレアスカート。
マットサテン地という素材使いが面白いこちらの一着。全体的にサテンの光沢感は抑えつつも動きが出た時に初めてサテンの光沢感が強く出るという特徴を持っています。
しっかりとした生地になっているので、落ち感が強く、生地感同様動きが出た時にフレアスカートのあのたっぷり感が楽しめ、生地もシルエットも着て初めて発見があるという一筋縄ではいかないスカートともいえるでしょうか・・・
オケージョンにも対応可能なので使える範囲が広いというのもありがたいポイント。是非お試しを!
足元は「HISPANITAS(ヒスパニタス)」のクロスストラップサンダル。
素材を切り替えたクロスのストラップは太さがあって安定感抜群。そしてこのソール。もともとHISPANITASはクッション性が抜群に良くて好評をいただいているブランド。
持ち前のクッション性にこの厚みが出たら気持ちよくないわけがないでしょー!てなわけです!
ソールカラーがグレーというのもまたホワイトソールよりも全体のまとまりが生まれ、大人な足元に仕上げてくれますよ。
春夏はホワイトソール!が通説でしたが、グレーソールも新定番として強くオススメします!
バッグは今季初登場の「GIAQUINTO(ジャクイント)」の2WAYバッグ。
近代建築や現代美術からもインスピレーションを受けているデザイナーが生み出すアイテムはこれまで「アパレル」という視点でしかものを見てこなかった私たちに刺さりました・・・
まだこんな発想があるのか、こんなバッグ作っていいんだ!そんなファッションの「自由さ」を改めて感じさせてくれます。
もちろんデザイン先行じゃなく使い心地、使用素材もこだわってますので、長ーく付き合える逸品ですよ。(個人的にもお付き合い願いたい)
何も考えないスタイルとしていきついた“白”と“黒”。
スタイリングはシンプルながら、よく見ると一つ一つに拘りが詰まっているのがわかっていただけるはず。
そしてここまで書いて気づきました。何も考えないスタイルは「自己満足」なんだと。
たまには自分と向き合うスタイリングもいいんじゃないでしょうか。