STAYHOME、おうち時間が話題の今、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は久々にお掃除がてら自分のクローゼットを見直しています。私は物が捨てられないタイプなので、宝がたまっていく一方です。
基本的には買ったらすぐ着たいのでタグが付いたままクローゼットになんてことも無いですし、買う時は割と経済的にギリギリまで攻めて買う人なので(さすがに大人になったので、最近は考えてます笑)、どれも思い出深い・・・
今は割とシンプルめですけど、アバンギャルドなアイテムを好んでいた時に購入したアイテムが久々に出てきて“こんな時代もあったか・・・”なんて懐かしく。
懐かしく思うと同時に、もし今の感覚だとどう着こなすんだろう?と思い立ち、今回のSTYLEです。
アバンギャルド×シンプルの意外な好相性
これまでのご紹介とはちょっと変えてアイテムをご紹介しようかなと。
まず今回のSTYLEに使用したアバンギャルドなアイテム達から。
まずはこちらのバッグ。今季初登場の「GIAQUINTO(ジャクイント)」は建築デザインを手掛けていたデザイナーらしいこファッションのカテゴリとはまた違ったデザイン性が魅力。
レザーの持つ曲面の美しさやハンドル部分のレザーをあぶり出しのようにデザインとして採用してしまうところとか、無機質なマットカラーのチェーンとか。
久々にググっと心を持っていかれる感覚があるバッグに出会っちゃった感じです。
もう一点が「Rocco P.(ロッコピー)」のスリッポンスニーカー。
当店では長きにわたりこのアバンギャルドゾーンを支えてきたといっても過言ではないこちらのブランド。今回使ったのはホワイトのパンチングレザーをベースに使ったスニーカーと割と落ち着き気味ですが、ボリューム感のあるソールとアッパーのバランス感なんかはやっぱりただでは終わらせない感じが伝わりますよね。
レザーはもちろん、ソールも厚みの割にソフトですので、デザイン先行じゃなく、履き心地もしっかりと追求されているのも魅力の一つ。
この2つに合わせるのがこれからご紹介するシンプルなアイテム。とはいえ、アバンギャルドなアイテムと合わせる以上ただのシンプルではいけないので、ちょっと味付けのあるアイテム達です。
シャツは「SACRA」のビッグシルエットシャツ。嘘でしょ⁉っていうくらいのサイズで取られた身幅にすることで、ご覧のように落ち感の強く出たシルエットに。
後ろ身頃の長いデザインですので、前だけインしたりといったアレンジも出来ますし、ヒップが隠せるというのも個人的には高ポイント・・・!
ちょっとハリのあるコットン地なので、落ち過ぎずに程よくふんわりとしたシルエットを維持しつつ、ドレープ感も楽しめます。
パンツは「PT TORINO」のデニムを。
シンプルアイテムもちょっと味付けと書きましたが、このデニムはかなりベーシック。だからこそ、橋渡しじゃないですがうまーくなじませてくれるような気がします。
ちょっぴりゆったりとした腰回りにテーパードさせたシルエット。ピタピタもちょっと疲れるし、ワイド過ぎるのもちょっと今の気分じゃないのでこのくらいが非常にちょうどいい!
使い勝手、シルエットともにちょうどいい一本。こういうのがあると便利ですよー!
ストールは「altea」のもの。
ここ最近はストールを巻く機会がなんかめっきり減ってしまいましたが、これはぐっときて久々に迎え入れました。
モノトーンのカラーリングに広げた時のサーフボード柄、そのポートレートを囲むように施されたデザインの感じも良かった!
黒と白の分量を調整しながら・・・とかではなく、適当にバサッと巻くのが一番!ポイントは「適当に」ですよ。
タイトルにある「落としどころ」ですが、きっとアバンギャルドをメインのアイテムには使わないというところでしょうか。
セオリーとしてダメという事ではなく、今のトレンド的にシューズだったり、バッグだったりサブのアイテムで取り入れるのが“今の”ファッションを楽しむコツかもです。