これまでのSTYLEで何度かチャレンジ、そしてご紹介してきた“ワントーンコーデ”。
ホワイト、ブラック、ベージュ、ブルー・・・秋冬のワントーンは何色に挑戦しようか・・・と考えていたところに白羽の矢が立ったのが「グレー」。
ブラック、ネイビー、ブラウンといった一般的に秋冬シーズン主役を飾る色達。グレーはそんな主役を巧くつなぎ合わせてくれる名脇役。
脇役だって主役を張っていいじゃない！という事で今回のコーディネートをご紹介します。
今回のポイントは中間色でどうしても沈んでしまいがちなグレーをシルエットでしっかりと主張させるというところ。
トップスからガツンと変化！(ガツンと言うとストレートなイメージですが実際投げるのは変化球という・・・)
「ANTIPAST」のこちらのニットは長方形のニットの真ん中にベストをドッキングしたようなデザイン。
袖を通すと、余る部分が落ちていったり、ロールしたり。全部後ろにもっていっても、肩から羽織るようにするのも自由。
どうやっても変わらないのは落ちるニット部分のドレープが美しすぎるところくらい。
柄、素材と新たなことに挑戦し続けている同ブランドらしいチャレンジングなシルエットでまず変化を。
パンツは「BERWICH」のワイドフレアパンツ。
ここが得意とするワイドシルエットに主張の強すぎないチェック柄。トップスがなかなかボリューム感強めですので、あえていつもより1サイズアップで選んでみるというのもオススメ。
そんなチョイスも変化ですよね。個人的にはこのトップスなら細いボトムスよりもこれくらい振り切ったシルエットの方がデザインに負けずにまとまりそうな気がしています。
シューズは「RoccoP」。
この丸みのあるトゥと存在感のあるヒール。厳選されたレザー、ハンドメイドならではの履き心地の良さと安定感。
濃すぎず、淡すぎない絶妙な色合いも一足一足丁寧に作り上げるファクトリーだからこそ。
トップス、トップスに負けないボトムス、そしてそれを支えるシューズ。まるーくまとめるのはシンプルながらも拘りの詰まった一足がおすすめ。
バッグは「ZANELLATO」の王道POSTINA。バッグに関しては変化をつけずに王道をチョイス。
ここまで変化をつけてしまうとうるさくなってしまうので、この辺はベーシックに。
本当にZANELLATOは使いやすいです。ドレッシーでもカジュアルでもハマる主張しすぎないスタイル。
そして使う人と共に育っていくレザー。だまされたと思って使い始めていただくとその良さが実感できます。(私もその口です。)
初挑戦のグレーワントーン。脇役から主役に出来たでしょうか。
中間色はストレートではなくあえての変化球で！
