ジーンズからデニムのように、時代を経るにつれて呼び方が変わり広い世代に浸透していったものというのがファッション業界にはあると思います。
スーツもその中の一つ。
スーツからセットアップに代わり、スーツといえばシャツ×ネクタイから、カットソー、ニット、パーカーといったようなものでも合わせていいですよーというような提案に。
スニーカーブームから始まったリラックスムード漂う着こなしにトレンドが移っていったことも要因としてはあるでしょう。
(ただ、スーツとして作られたものはセットアップとしては着にくいし、セットアップがスーツにはなりえない場合もある。)
ジャケパンとも違うスタイリングでカジュアルシーンを楽しむことができるというのはメンズファッションにおいて非常に大きな流れの変化を感じざるを得ません。
今回はそんなセットアップスタイルをご提案。
使用したのは「De Petrillo」のコーデュロイセットアップ。日本国内での人気も非常に高く、今年ブランド設立10周年を迎えた勢いのある同ブランド。
今季はコーデュロイ素材のセットアップをオーダー。
パッと見て気づきませんか?この異様なまでの光沢感。エロさ。
それもそのはず、こちらはロロピアーナ社のコーデュロイ生地。細畝コーデュロイの細かな凹凸、美しく光る起毛地。
シングルなのにやや幅広めのピークドラペルというのもセクシーさが引き立つデザイン。
1プリーツの程よい細さのパンツも非常にバランスが良く、今回のようにローファーや短靴との合わせは勿論、スニーカーでカジュアルダウン、ブーツで本格的な秋冬仕様にといった形で万能。
ストレッチも効いているので着心地も抜群です。
中に合わせたニットは「FEDELI」の物を。
カットソーが大好評のFEDELIから満を持してニットが到着。
Super 140'sの上質ウールを使用してカットソー感覚で着られる薄手のハイゲージニット。一枚で着てもサマになり、ジャケットの中に着てもスマートに収まってくれます。
これ、個人的にも相当オススメの一枚です。
そして忘れてはいけないのがチーフ。
「Kinloch」のシルクチーフは靴屋らしく(?)革靴やシルクハット、気球といったようなコミカルな柄が散りばめられた一枚。
さりげない存在感に大人の遊び心を感じます。
シューズは「EDWARD GREEN」のBELGRAVIA。
モカ部分、ヒール部分にデザインが入っていますがすべてつまみにより仕上げた、ホールカットローファーモデル。
以前ダークオークアンティークのスムースでオーダーしたモデルを素材を変えてリピートオーダー。
今回アッパーはUtah Calfにてオーダー。
通常のカーフよりも更に厳選されたカーフのみを使用するこちら。非常にソフトでより子のモデルの包み込まれている感が実感できるはず。
ブラックというのも足元をシックに引き締めてくれます。そしてクラシックでありながらモダンな印象です。
クラッチバッグは「FALORNI」のイントレチャート仕様。
昨年大好評のモデルからするとやや縦長で厚みを薄くしました。より手軽に持っていただけるモデルに仕上がっています。
もちもちっとしたレザーはそのままですので、持つたびに手に馴染み、程よく増していく光沢感で魅力が増すこと間違いなしです。
Sugawara ltdが提案する大人のセットアップスタイル。
取り入れるなら上質な素材感の一着を選ぶのが吉。
※今回ご紹介した商品は近日掲載予定。お早めにご購入をご希望の方はお問い合わせお待ちしております。