以前の記事で柄物について触れたのはご覧いただいた方もいらっしゃるはず。
今回もSTYLEの更新に当たってこのコーディネートを組みながら、そういえば最近柄だけじゃなく“デザインの効いたもの”着てないな。と思い返しました。
シンプルなカラーリングに加えて、シンプルなデザインに年を重ねるごとに落ち着いてしまう。
でも今更若い時みたいなブリブリ感はちょっと痛々しい・・・でもベーシックすぎるのもたまには吹っ切りたい!
そんなコーディネートです。(どんなコーディネートだ。)
トップスは「SACRA」のプルオーバーシャツ。
ストライプのシャツという見慣れたデザインを袖のデザイン一つでここまで新鮮に見せてくれるというのはデザイナーの力もさることながら、デザインという事自体の可能性も考え直させられます。
やぼったくならず、それでいて着になる二の腕を隠してくれたり、素材の特性を生かしたパターンやカラーリング。
背面の貝ボタンの使い方も細かい所ですが個人的にはツボです。
パンツは「PT01」のデニム。デニムとはいえ、よくある5ポケットのデザインではなく、スラックスデザインですので見え方が非常に上品。
パンツ専業メーカーらしくシルエットは抜群で足元がフラットサンダルでも美脚に見えるという素晴らしさ。
元々裾の部分はダブル仕上げになっていますが、その幅も広くとることで一ひねり。一見ベーシックでありながらちょっと普通と違うところがあるというのもポイント。
足元は「マリパルミ」のフラットサンダル。
総ビーズの華奢なストラップはそれぞれが光の加減で光ることにより華奢でありながら華やかさも演出してくれます。
そのためブラックとホワイトというモノトーンの合わせもそれ以上の広がりを見せ、シンプルなだけで終わらせないというところもさりげなくいい仕事をしてくれてます。
バッグは「ROBERTA GANDOLFI」のフリンジデザインバッグ。
他にはなかなか見られないレザーの大胆なフリンジデザインがポイントのこちら。
手馴染みの良いシボ革を使用し、ストラップを外せばクラッチとしても使えるマルチっぷりも見逃せません。
春夏だけでなく、秋冬の多くなってくるブラックやネイビー、ブラウン、グレーといったカラーとの相性も良いので通年使えるというのもより愛着が湧いちゃいます。
どうでしょう?
全体としてはそんなに攻めた印象には見えないのに、よくよく見ると一つ一つちょっと他とは違う、気の利いたものを合わせてみました。
それでもこれだけまとまるという事は・・・まだまだ攻めても大丈夫です。
年を重ねたら重ねたなりの楽しみ方を見つけながら攻めていきましょう!