「上品」。周りの方からそう思われたいワードの上位に来るんですが、なかなかそこまでの道のりが遠い。
きっと内面からあふれ出るものがあってこそ周りにそう思われるはず。が、しかしそこに至るまでには積み重ねる経験と時間が必要なわけで・・・
この際、外見をきっちり上品に仕上げて、色々なものを経験し積み重ねることでない面がついてくるなんてのもありなのではないかと思ったりするんです。
というわけでこれから積み重ねたい方、そしてもちろんすでに酸いも甘いも知り品の良さがあふれ出ている方にもおすすめのコーディネートをご提案。
今回は“カラー”に拘ったコーディネートです。
今回のジャケットは「CIRCOLO 1901」。
ジャージジャケットがメンズレディースともに人気のブランド。
どんな柄でもできるのではと思わせるほどの高い転写技術。でもそれ以上に魅力なのがソフトな着心地。
着る方の体に沿ってしっかりと伸びてくれるジャケットは移動の多い方、楽な着心地を求めている方、お子さんを抱っこしたりする機会の多いママなど多くの方から支持を得ています。
今季はそのソフトな着心地をまた新たな角度から見直した一着をオーダー。
それが「ニット」を用いたジャケット。ジャージ同様に体に沿って伸縮する楽ちんな素材感、そして何より秋冬シーズンにピッタリの保温性と温かみのある表情。
そしてカラー。このキャメル寄りのベージュカラーはまさに上品を体現。
濃色との組み合わせでも、今回のような淡色との組み合わせでも主張しすぎずバランスをとってくれるこの色味は押さえておきたいところ。
ニットは「Cruciani」のハイゲージクルーネックを。
この詰まりすぎず詰まらなすぎない絶妙なネック回りと絞りすぎない絶妙なシルエット。インにもアウトにも使える厚みは、秋冬シーズンそして春先まで長く使える一枚。
勿論チクチク感もなく肌触りも最高ですので、ついつい登場回数が増えてしまうはず。
パンツは「PT01」の細畝コーデュロイ。秋冬のほっこり感は出しつつも細畝でスッキリと見せてくれるので、PT01の美しいシルエットを楽しみながらしっかり季節感も出せるという一本。
このアイボリーというのも、冬にぱきっとした白を穿くのも、かといってちょっと地味に見えちゃうグレーを穿くのも嫌だと思っている方におススメしたいニュアンスカラー。
ネイビー・ブラックといった秋冬に多くなるカラーとの相性も良いので、何かと重宝しますよ。
バッグは「FALORNI」のイントレチャートトート。
定番ブランドとなっているFALORNIは今回手持ちメインのモデルでオーダー。
今季注目のグリーンカラーに加えて、レザーの艶感がシューズと共にコーディネートを引き締めてくれます。
シューズは「PELLICO」の3.5cmヒール。ここまで淡色で仕上げてきたコーディネートを引き締める一足。
ニューソフトポインテッドトゥと呼ばれるトゥは、低めのヒールながらシャープに魅せてくれて、足入れが楽。
引き締めるとはいいながらもスエード素材ですので、優しく全体を包み込む、さながらお母さんのような印象の一足に仕上がっています。
いかがでしょう?
オフホワイト→ベージュ→キャメルというコーディネートは個人的には王道の上品グラデーションだと思っています。
バッグなどで全体の印象がボケないように引き締めつつ、コーディネートを仕上げていけば、上品な仕上がり間違いなしです。