BOGLIOLI ボリオリ メンズ ジャケット 2B シングル K-JACKET N1302J 860/チャコールグレー

■ BOGLIOLI ボリオリ ■

100年以上の歴史に基づく確かな技術と時代の流れを取り入れたシルエットや作りが高いレベルで融合したアイテム作りが魅力の「BOGLIOLI(ボリオリ)」。
今季菅原靴店にお久しぶりの入荷となっております。
数ある名作と呼ばれるモデルの中から今季当店では「K-JACKET」をオーダーしました。
おさがりのようなくたっとした風合いを新品で表現したいというイメージを具現化し、その具現化にあたって洗いの技術を通常あまり用いない高級素材に対しても惜しげもなく使用したことは世界中に衝撃を与えました。
今回オーダーしたのはウールポリエステルの混紡地。色の入りにくい化繊と入りやすい天然素材を組み合わせたことで染色に良い具合のムラが生まれ、何とも言えない魅力的な色味に仕上がっております。
作りに目をやると、裏地、肩パッドを省き、それ以外の副資材も極力省いた非常に軽量かつソフトな作り。今回採用した生地もソフトで軽量ですので、よりK-JACKETの良さを感じていただける一着となっております。
ディテールに関しては、バルカポケット、マニカカミーチャ、AMFステッチなど、クラシカルな要素が取り込まれ軽い作りとは対照的な重厚感のあるディテールになっております。
副資材を省いていくと、シャツジャケットの延長のような平面的な一着を想像しがちですが、そうではなくしっかりとクラシカルな印象のある立体的な一着に仕上げているのは長い伝統を持っているBOGLIOLIだからこそ。
先に紹介したディテールに加えて、ラペルのロール、肩周りの収まり、背中から腰にかけてのカーブなど、美しさ、着心地の良さを追求したパターンに伝統に基づく技術がいかんなく発揮されています。
ウエストの絞りがそこまで強くないので、提案の増えているワイドテーパードパンツやストレートシルエットのパンツなどとの相性も期待できる一着です。
楽なのにしっかり見える。リラックススタイルに慣れた体にジャケットスタイルのあの緊張感を思い出させてくれるジャケットを今季いかがでしょうか。

■ ブランド説明 ■

BOGLIOLI(ボリオリ)は「モダンとクラシック」をコンセプトに掲げ、100年以上も続く老舗ブランド。
Piero Boglioli(ピエロ・ボリオリ)が1890年代にメゾンを立ち上げ、第二次世界大戦後の1950年半ば、息子のGiuseppe Boglioli(ジュゼッペ・ボリオリ)が後を継ぎ、当時の最先端技術を導入したアトリエを開設。
1970年代に3代目のMario Boglioli(マリオ)が世界的に名を広め、今に至るまで100年以上も続く老舗ブランド。
くたっとした風合いをコットンファブリック加工で再現し1999年に発売された「コート」、またコートの洗い加工をカシミヤなどの高級素材に応用し2003年に発表された「Kジャケット」はボリオリのコンセプトが強く反映されている。
2008年発表の「ドーヴァー」も名品と言われ、機械化による量産品に、手仕事の仕様を上手く取り入れた質の良さも人気の秘密。
どのモデルをとってもイタリアのサルトリアのコンセプトに則った、柔らかくしなやかな曲線で男性の美しさが際立ち、エレガントな見た目とコンフォートな着心地のバランスは唯一無二と言ってもいいブランドです。