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色の魔術師〜MAGNANNI〜
Update：2020.05.20

皆さん革靴を選ぶ基準ってどこですか？
ブランド、デザイン、サイズ、ラスト、革、製法、底材、、、多々あると思いますが、私の基準は【色】なんです。
もちろん上記のポイントもしっかり押さえますが、メラビアンの法則のように目から入る情報は人にとってかなり重要。

今回はそんな【色】を得意とする色の魔術師、MAGNANNI（マグナーニ）をご紹介します。

まず初めにMAGNANNIを語る上で外せない「オパンケ」をご説明します。
オパンケ製法は、土踏まず部分のアウトソールをアッパーに被せるように縫い付ける製法。
熟練の職人による手作業での工程になる為、他のメーカーには簡単に真似できない技術となっています。
さらに、このオパンケ自体がデザインとなり土踏まずのアーチをしっかりとホールドするので、足に吸い付くような極上のフィット感を味わえます。

そして色ですが、ハンドペインティングと言えば、フランスのBerlutiによる「パティーヌ」が有名ですが、MAGNANNIもそれに劣らないクオリティ。
無色の革に何度も色を重ねていくパティーヌとは異なり、最後の工程を手作業で色付けするハンドフィニッシュが主流です。
見た目上はパティーヌと見分けがつかないほど美しい仕上がりで、MAGNANNIは”色の魔術師”と呼ばれる職人が色を入れることにより、見事な陰影やグラデーションを描いた絶妙な色ムラが生み出されています。