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FEATURE

夏の新定番!グルカサンダル
Update:2019.05.26

ここ数年で一気に「夏」の期間が延びてきているなーと感じるのは私だけでしょうか。
これまでの春夏シーズンの流れで行くと・・・

レースアップシューズやローファー、スニーカーを織り交ぜつつ6月頃まで
スニーカー、サンダルで7,8月、
そして再び秋物のローファーやシューズ、ブーツ

といったような流れでした。しかしどうでしょう、5月の時点でこの暑さとなるとこれまでのアイテム選びを切り替えないと季節(気温)について行けない感じが・・・

そこで注目したいのが「グルカサンダル」。最近巷を賑わしているこちらのアイテム、改めておさらい。

「グルカ」とは19世紀の旧英国領インド軍において大きな戦力となった兵の総称。ネパールの山岳部族にて構成されている部隊。
当時彼らが着用していたサンダルを現在グルカサンダルと呼んでいます。
そのほかにも彼らが着用していたショーツやトラウザーズ、それをデザインベースにした各国のミリタリーアイテムもヴィンテージ市場では希少価値が非常に高い。
(私も以前から探していますがなかなか見つかりません・・・)

ややサンダルよりもウェアアイテムが熱量強めになってしまいましたが、本題はサンダル。
こちらのグルカサンダル最大の魅力は“サンダルなのにサンダルらしくない”という点。(個人差あり)

恐らく、本来は山岳部隊ですので斜面を登る時などの足の安定感を維持しつつ熱帯気候からくるムレを逃がすために考え抜かれたのがこのデザインなのでしょう。
各ブランドによって太さの差はありますが、レザーの編み込みで構成されるアッパーは他のサンダルに比べると肌の露出が少なく、圧倒的にエレガント。
先にも述べた通り、フィット感、安定感も得られるのでシューズに近い感覚で歩けるというところも注目ポイントです。

 

グルカサンダルって?というところからグルカサンダルいいよねという日本におけるグルカサンダルのスタートから現在の人気まですべてを見てきた「F.lli Giacometti」。
今季は当店ではおなじみエレファントレザー(象革)でオーダーしました。
これまで展開していたストラップ付のデザインではなく、スリッポンタイプのこちら。脱ぎ履きはしやすいのに踵の食いつきはよく歩きやすいというのが特長。
返りがよく、すっきりとしたシルエットに仕上がるマッケイ製法に、丁寧に底付けされたソール。もはやドレスシューズともいえるこちらのサンダルは風格が感じられます。

今季Sugawara ltd初登場のブランド「Church's」からもグルカサンダルが到着しています。
ジャコメッティとは異なるストラップ付のオーセンティックなデザインにややコバの張ったソール。
出自のお国柄もあるのかマッケイ製法ながらもデザイン一つでここまで印象が変わるというのが靴の面白い所。
上質なカーフをアッパーに使用しておりますので、どしっとした落ち着きの感じられる一足です。
この後こちらの“FISHERMAN”を着用してみましたので、最後までお付き合いくださいませ。

こちらは「Paraboot」の“PACIFIC”。
各媒体で紹介されることも多かったこちらのモデル。ご覧になったことのある方も多いかと思います。
こちらのブランドはやはり自社生産されているラバーソール。こちらのSPORTソールももちっとしたクッション性と柔らかく返りが良い点が特長。
今回ご紹介している各モデルの中では一番使っているレザーの幅が広く、足を支えてくれますので安定感のある履き心地も魅力的です。
また肌の見える面積も少なくなるため、初グルカサンダルの方もチャレンジしやすい一足に仕上がっています。

最後にオリジナルブランド「Per noi」からもグルカサンダルが到着しています。
イタリアのサンダルブランド「ZEUS」に生産を依頼した本モデル。細かな編み込みのデザインでこの価格帯とは思えないラグジュアリー感が漂う一足に。
こちらもParaboot同様に肌見えの面積が狭いため、チャレンジしやすく、ソックス合わせも楽しめる一足ではないでしょうか。

ここからは先ほどちらっと書いていたスタイリングをご紹介します。
Church'sのFISHERMANを使ってのスタイリングになります。


まずはPT01のワイドテーパードパンツに合わせた、王道ともいえるコーディネート。
ヴィンテージのグルカパンツも腰回りがゆったりしたデザインですので、こんなスタイルだったのか・・・と思いをはせつつ。
(実際はこんなにテーパードが効いていませんが)
シューズにボリュームがありますのでややパンツの丈は短めにしてスッキリとさせながらメリハリのある印象に仕上げるのがポイントです。

お次もPT01から、こちらはスラックスを合わせたコーディネート。
シックな印象のあるこちらの一足だからこそなせるきれいめパンツとの禁断の合わせ。これがまたいい感じに仕上がるんです。
今回のようにちょっとかかるか、好みでもう1.5cmほど短くてもよいかと。
薄手のカラーソックスと合わせても洒落て見えると思います。

いかがでしょうか。
チャレンジしてみたい、でもどう見えるのかイメージできない、買いたい、でも勇気が・・・と悶々していた皆様の背中を押すFEATUREとなれば幸いです。

グルカサンダル一覧はコチラからも。

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